仮想モジュラーシンセをDAWと連携しよう!

オープンソースでモジュラーシンセを仮想的に組み上げることのできる"VCV Rack"をDawと連携される方法を簡単に解説します!(Macで解説します)

 

VCV Rackは,基本的なモジュールはもちろん、何と言ってもMutable Instrumentsのモジュラーが無料で利用できるので、お金をかけずにMutable Instrumentsのサウンドを手に入れる事ができます!

 

準備編

 

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まず、VCV Rackをホームページからダウンロードしましょう!

 

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Rack.appを利用することでVCV Rackを単体の仮想モジュラーシンセとして利用できますが、今回はVCV Rack自体の説明は省いて、Dawとの連携にフォーカスして説明します。

 

VCV-BridgeのVstまたはComponentのどちらかをご自分のDawvst/componentセクションにインストールしましょう!

 

僕はAbletonをメインに使っているので、今回はAbletonで解説しますが、他のDawでも同じ要領でできると思います。

 

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Abletonの場合は上記の場所にVstフォルダとComponentフォルダがあるので、そこにVstまたはComponentのVCV-Bridgeを入れましょう。

 

これでAbleotonを立ち上げると、VSTとしてVCV-Bridgeを使うことができるようになっているはずです!

 

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それでは、準備ができたので、早速VCV側とAbleton側でどのようにセットアップするかに入りましょう。この例では、AbletonからMIDIを送って、VCVでMIDIを受け取って生成された音をAbletonに取り込むルーティングをします。

 

VCV側の設定

 

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まず、左端に見えるCoreのMIDI-1モジュールを追加して、デフォルトではCore MidiとなっているところをBridgeに変更します。

右端にあるCoreのAudioモジュールを追加して、デフォルトではCore AudioとなってるところをBridgeに変更します。

 

Ableton側の設定

 

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空のMIDIトラックにVSTのBridgeを入れましょう。これだけで、AbletonMIDIをVCVに送ってオーディオをモニターする事ができます。

 

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また、オーディオを録音する場合には、VCV-BridgeのMidiのオーディオをSend Onlyにします。新しいオーディオトラックを作成し、Audio FromをVCV-Bridgeに変更しましょう。これで、モニターしながら、すぐに録音もできます。

 

あとは、VCVでお金の心配をせずにモジュラーを組みまくって音作りをするだけです!